昇格組がマンUを沈めた。
開幕節で、いきなりです。
で、その中盤に守田がいる。
海外組の移籍や起用を見ると、クラブ名と選手の組み合わせだけでも気になることが多い。まずは守田の話から。
守田英正、プレミアの昇格組で心臓をやっている
守田がスポルティングを出ました。5年近く、ポルトガルの強豪で中盤を回してきた選手です。
行き先はハル・シティ。31歳、プレミア初挑戦。
そのハルが、開幕節でマンチェスター・ユナイテッドを2-0で叩き落としています。
昇格組が、名門を沈めた。しかもその中盤に、守田がいる。
ちょっと想像してほしいんですが、川崎でボールを散らしてたあの守田が、いまプレミアで、昇格組の心臓として走り回ってるんですよ。5年前にこれ、誰が予想できました?
デビューは第2節、8月29日のコベントリー戦。負傷したクルックスの代役で先発でした。
ボール奪って、前に散らして、押し込まれてる時間は身ぶりで味方を落ち着かせてた。31歳、初めてのプレミアでこれ。
で、その押し込まれ方がどれくらいだったか。
前半、ハルのシュートは1本。支配率は65%対35%。
要するに、ずっと殴られてる。
守田は前半だけで交代。
それでも82分、リアム・ミラーがカウンターから流し込んで、ハルが勝ちました。
開幕2連勝。昇格組がですよ。
同じ試合に、坂元達裕もいた
日本人対決でもありました。
コベントリーの坂元が58分から登場。加入4シーズン目、チームの昇格にくっついて、ようやく届いたプレミアデビューです。25分後にはシュートも打ってる。
4年。4年待って、やっとあの舞台。
ちなみにコベントリーの監督、フランク・ランパードです。あのランパードが下部リーグから叩き上げて、いまプレミアで坂元を使ってる。この構図、なかなか良くないですか。
ここからは僕の見立て
今季プレミアで日本人が増えたの、偶然じゃないと思ってます。
守田も坂元も、いるのは昇格組。
昇格組は金で殴り合えません。だから「実力のわりに安い選手」を探すことになる。そこに、欧州の中堅リーグで結果を出してきた日本人がハマる。
守田はポルトガルで4年以上、リーグ戦100試合以上。坂元は下部リーグでチームを昇格させてる。ビッグクラブは獲らない。でも昇格組からしたら喉から手が出るタイプ。
もちろん残留争いには巻き込まれます。シーズン通せば、まあ地獄は見る。
ただ出場機会という一点なら、ビッグクラブのベンチで腐るより圧倒的にいい。守田がいきなり先発でデビューできたのが、その答えです。
つまり守田も坂元も、「安く買い叩かれた」んじゃなくて「正しく見つけられた」んだと思ってます。
来年のアジアカップを考えると、これは代表にもかなり効いてくるはず。
他も動いてます
堂安律、フライブルクからフランクフルトへ。9月6日に今季初出場。ブンデス上位でどこまで食い込めるか。
鎌田大地と冨安健洋はクリスタル・パレスで揃って先発。9月3日のマンチェスター・シティ戦は4失点で撃沈でしたが、あの冨安がまた同じピッチに立ってる。二人が同じチームでどうプレーするのか、気になる。
佐藤龍之介、バレンシアで加入後初出場。9月6日、バルセロナ相手に0-5で最下位。初出場がこれ。……頑張ってほしい。
前田大然はイプスウィッチで2戦連続先発。マンU戦で好機を作りましたが、逆転負け。
三笘薫はブライトン、遠藤航はリバプール、久保建英はレアル・ソシエダ。ここは動いてません。ひと安心。
次の見どころ
代表は9月24日、ウルグアイ戦(宮城)から。28日にベネズエラ戦(広島)、10月にキリンカップ。
W杯直後の招集です。誰を呼ぶかで、次のサイクルの絵がだいたい見える。
プレミアに上がった守田と坂元がどう扱われるか。僕はそこを見てます。
週末のリーグ戦でも、守田がどんな役割を任されるのかを見ていきたい。

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