インドネシア人が、ブンデスリーガでプレーしています。
しかもメンヒェングラートバッハで戦力として。フランスのリールにも、インドネシア代表のカルフィン・フェルドンクがいる。
欧州のクラブ名とインドネシア代表の選手が並ぶと、アジアの競争を考えるうえで気になる。
欧州5大リーグのアジア人が、過去最多規模になっている
今季、5大リーグでプレーするアジア人選手が、かつてない厚さになっています。
牽引しているのは日本と韓国。ここは変わりません。
たとえばリーグ・アンだけで、日本人が6人います。リヨンに中村敬斗、リールに上田綺世、モナコに南野拓実。ル・アーヴルには瀬古歩夢、中村草太、水田海斗。
1クラブに3人ですよ、ル・アーヴル。
ブンデスの韓国勢も相変わらず強力で、バイエルンにキム・ミンジェ、シャルケにファン・ヒチャン、マインツにイ・ジェソン、アウクスブルクにソル・ヨンウ。
ここまでは、まあ知ってる話です。
問題はここから
同じブンデスに、インドネシアのケビン・ディクスがいます。メンヒェングラートバッハで戦力として計算されている。
リーグ・アンのリールには、カルフィン・フェルドンク。
さらにタイ、中国、サウジアラビア、オーストラリアの選手が、5大リーグのうち4つに散らばっている。中国のウェイ・シャンシンはオセール、サウジのサウド・アブドゥルハミドはランス。
つまり「アジア人が5大リーグにいる」という現象が、日本と韓国の専売特許じゃなくなってる。
ここからは僕の見立て
インドネシアの躍進、たまたまじゃありません。
彼らはオランダ系を中心に、欧州で育った選手を積極的に代表へ組み込んできました。ディクスもフェルドンクも、その流れの中にいる選手です。国として、明確に舵を切っている。
で、これが何を意味するか。
来年1月のアジアカップ、日本の初戦の相手はインドネシアです。
数年前なら「まあ勝つでしょ」で済んだ相手が、ブンデスとリーグ・アンでレギュラー争いをしている選手を並べて出てくる。
正直、ちょっと怖くないですか。
日本がアジアで抜けていた最大の理由は「欧州でやってる選手の数と質」でした。その優位が、少しずつ削られている。
もちろん、日本の層の厚さはまだ別格です。5大リーグにいる人数も、質も、比べものにならない。それは事実。
ただ「日本だけが欧州組を持っている」という時代は、たぶんもう終わりました。
次の見どころ
代表は9月24日のウルグアイ戦(宮城)、28日のベネズエラ戦(広島)から始まります。
その先の1月11日、アジアカップ初戦がインドネシア。
そのときピッチに、ブンデスでプレーしている選手が立っているかもしれない。そう思って見ると、この夏の移籍情報がぜんぜん違う顔に見えてきます。
まずは週末のリーグ戦から。代表の対戦相手を見る楽しみも、そこにつながっている。

